herusupuromooshonn
2022年12月3日3 分
オリンピック選手の専属トレーナーやサッカーの日本代表トレーナーになりたい方はこの業界とても多いと感じています。
まぁ私もチャンスがあればオリンピックやサッカーワールドカップに帯同して参加してみたいですが(笑)。
オリンピックやサッカーワールドカップって選手は意気込みがいつもと違うと思いますが、選手たちをサポートする人たちにとっても一つの集大成というか何年もかけてサポートしてきた選手の結果がでるので、ある意味選手とは違う緊張をするものです。
選手サポートする人は現在、分業制をとっていることが多く、メンタル、栄養、リハビリ、トレーニング、戦術、技術、コンディショニング、スポーツ用品などなど・・・・様々側面からその道の専門家がサポートすることが常識となっています。
そんな中で選手の基礎トレーニングを担当するのがストレングスコーチとか、フィジカルトレーナーとか言われるスポーツトレーナーです。この人たちが必須とする知識はもちろん人体に対する基礎医学ですが、もう一つとても大事な知識があります。それは、「物理学」です。
なぜなのか、、、答えは簡単です。
私は、たまにアスリートのことでトレーナーや柔道整復師、理学療法士の方たちとお話していると、○○筋の動きが悪いとか○○関節の可動域がよくないとかそんな話を伺うことが多いです。
そんなとき私は違和感を感じることが多いです。
もちろん原因の探求として特定の筋や関節をクローズアップすることは必要なことではあるのですが、アスリートにとって最も大事なことはパフォーマンスを最大限に引き上げる、または向上させることであることは忘れてはいけません。
記録を出し、1位になることは、、、すなわち、、、大会参加した選手の中で最も合理的な物理現象を引き起こしたということになるのです!(※そのためには筋の動きや関節の可動域は重要ではありますが、条件や環境により必須ではありません。)
1位になるためにはその種目にとって最も合理的な物理現象を引き起こせばいいのです!!
そのためには地面からうける床反力や力のベクトル方向が重要であり、各関節モーメントが最も効率の良い回転をしていればいいのです。
少し難しいですね。。。。。。。。
ここから、人体の動作や重力、スポーツで使う用具の重さや形、大きさなどを考慮して合理的な運動方法を導き出すことが必要になってきます。
各々のアスリートは体重も身長も筋量も脂肪量も手足の長さも違いますし、スポーツしているときの環境(気温、湿度、地面環境、高度、天気・・・)も常に変化します。小さな違いで物理現象の結果は常に変化するからです。
トレーナーを目指してオリンピックやサッカーワールドカップを目指すなら「物理」の勉強は不可欠です。物理の法則を理解して特定の選手に最も合っているフォームやトレーニング方法、用具などを導き出すことが必要になります。