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その方法で大丈夫? 間違っているかもよ。

 今回は運動と血液循環のお話です。

 人間が体内に保持できる酸素含有量は約1ℓといわれています。この量では中等度強度の運動で約30秒、激しい運動で15秒、最大強度の運動で5秒以下の運動しかできません。

人間が持続的に運動するためには継続的に大気から酸素を取り入れて細胞内にあるミトコンドリアという器官に酸素を取り入れなければならないのです。筋肉(骨格筋)の酸素摂取量は骨格筋に供給される酸素量(血流量)と骨格筋が捕捉する酸素の量(筋肉が取り込める酸素量)により決まります。

 骨格筋の酸素摂取量は骨格筋のATPの代謝回転率(筋肉の活動状況)で決まり、神経系の働きにより適切かつ必要量が供給されるようになっています。したがって運動することにより骨格筋の酸素捕捉量が増えれば必然的に循環量は増えます(神経系等の働きにより)。したがって運動は循環器系(心肺機能)の変化を引き起こすことが可能になるのです。

・・・・難しいですね。。。(笑)

 簡単にいうと、人間は体内に酸素を貯蔵することができないため、常に酸素を取り入れる必要があります。運動すると酸素がたくさん消費されるので脳が酸素を含んだ血液量をコントロールして筋肉に適切な血液量を送るようにしてくれているってことです。そしてコントロールの仕方は心臓の働きや肺の働き血管の圧力などで調節することによって行うってことですね。

 

 運動を行うと骨格筋が酸素を欲することにより、循環機能に大きな影響を及ぼすってことですね(肺、血管、心臓…そしてそれらを調節する神経系に影響を及ぼす)。また現代人を悩ませている生活習慣病(糖尿病、脂質異常症、高血圧、脳卒中…)の多くは循環器系に多大な悪影響を及ぼしています。したがって、運動と生活習慣病には密接な関係があるってことですね。


 運動の仕方(指導内容)によっては運動が循環機能を変化させるため生活習慣病に対して非常に有効な手段となる場合があります。しかし、運動の仕方(指導内容)を誤ると、循環機能に悪影響を及ぼし、生活習慣病などの進行を悪化させる可能性もあるのでご注意を。        


 ※運動することにより血液循環が促進される。

 ※実際には中枢神経系の働きによる肺胞換気量等の変化もある

 ※運動による心拍排出量の変化

    ・運動時、心拍排出量は安静時の4~5倍に達する。

    ・1回拍出量は最大で1.3倍

    ・心拍数は約3倍


ヘルプロのスクールでは運動と生活習慣病などの関係を基礎から教えています。

スポーツトレーナーの方やセラピストの方の基礎知識を修得、あるいは会社等での研修等でヘルプロのスクールを活用してみませんか。時間や内容等はご相談に応じて柔軟に対応いたします。ホームページやInstagram、Facebook等からご連絡下さい。





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