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そもそも体力ってどういう意味

更新日:2021年9月12日


 今日は体力のお話。日常的によく使われる『体力』という言葉、極めて抽象的にとらわれることが多い言葉ですが、実際はどのような定義があるのでしょうか?はっきりと答えられる人も少ないのではと思います。トレーナーやセラピストの皆さんは日常的に多用する言葉ですからしっかりと理解する必要がありますよね。

 

 体力には大きな意味での体力(広義の体力)と運動能力のみで考えた場合の体力(狭義の体力)に分けて考えることが一般的です。


・広義の体力

 あらゆる場面から「体力」という用語を総合的に判断すると体力とは…『生物が生きていくために必要な能力全般』と定義することができます。またこの定義で述べている「能力」には精神的要素や免疫力(防衛体力)も含めて考えています。広義の体力とは、どのような環境(無人島でも廃墟でも(笑))でも逞しく生きていく力がどの程度あるのか、病気になりやすいか、メンタルがどの程度強いのかってとこまで考えるんですね。

 

・狭義の体力

 狭義の体力は運動学的、トレーニング学的に体力を考えて、精神的要素は取り除きます。したがって『身体運動あるいは生命活動を行うための身体的能力』と定義します。これが狭義の体力です。つまり、腕力や脚力や肺活量など純粋な身体能力につて体力を考えるってことですね。※血球数値(免疫力等)なんかも含めて考えることもあります。



 体力のもう一つの考え方。「行動体力」と「防衛体力」

体力を行動体力と防衛体力に分ける考え方もあります。

・行動体力とは、身体運動そのもののことを言います。俗に言われる運動能力のことです。敏捷性、持久力、平衡感覚などのことですね。また体格も物体運動を行う上で重要な要素になるため形態(体格)も含まれます。※免疫力などの防衛力を取り除いたもの。


・防衛体力は、病気からの回復力や病気に対する免疫力、疲労から回復力などを言います。この体力は日常生活で風邪をひかない元気な方のことを体力が強いと言い換えることができます。またストレスに対する抵抗力としても使われます。強メンタルな方ですね(笑)。



●スポーツパフォーマンスと体力の関係

スポーツと体力の関係は極めて重要な関係にあるのは分かると思います。

しかし体力の要素が多岐にわたっていることをトレーナーは理解する必要があります。クライアントの体力要素を慎重に見極め、クライアントの体力が優れている部分、劣っている部分を考慮してトレーニング指導を実施する必要がありますので、どの体力が強くてどの体力が弱いのかをしっかりと見極めてくださいね。



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