柔道整復師の可能性

 こんにちはヘルサポの嶋田です。

 私は以前とある専門学校で『スポーツ柔整学科』という新学科の立ち上げを行いました。なぜ立ち上げたのかというと現場で必要とされる知識、技術を学生時代からしっかりと伝えて現場での即戦力育成と柔道整復師の新たな可能性を示すためでした。現在の柔道整復師の養成課程の内容は実際の整骨院や接骨院で行っている業務との乖離が大きすぎると考えたからです。

 実際に立ち上げてみて成功した部分やまだまだ足りない部分、または改善が必要な部分、法律や規則の壁でどうしても乗り越えるのが難しい部分など様々な事柄が表面化してたくさんの収穫がありました。これは私自身とてもよいことであると感じています。問題点があるということは今後さらによくなる可能性があるからです。また学生募集という観点からは大成功を収めました。今にも潰れそうだった旧学科が立ち上げからか1年~2年という極めて短い期間で人気学科になったからです。これは単に私の施策がうまくいっただけではなく、入学希望者のニーズをしっかりと捉えられたからだと考えています。

 では現在の整骨院や接骨院のニーズはどこにあるのか?なぜ、グレーな部分をフル回転させてこじつけのように保険を使って業務をしなければならないのか?これは単に低額での整体やほぐしといわれる手技が必要とさるからに他ならないと私は考えています。確かに5000円~10000円の整体を毎日通うことはなかなかできません。しかし、数百円であれば毎日通うことは可能です。そこに圧倒的なニーズが生まれていることは否定できないと思います。しかし数百円ではいくら利用者が毎日通っても整骨院や接骨院は大きな儲けにはなりません。そこで必要なのが保険料で賄われる医療費とういうことです。問題はこの方法がルール違反である可能性が極めて高いということです。医療費は医療のために使われるのが原則で慰安的行為では認められていないのです。厳格に何らかの医療行為が行われていない限り保険による医療費の支給はできません。いくらニーズがあってもルールに反している以上法的なリスクがつきまとうのです。

 では、整骨院や接骨院で行われている行為が慰安的行為なのかそれとも医療的な行為なのか。柔道整復師に認められている医療的行為は整復や固定が主となる行為でその後の後療法は整復、固定によって発生した二次的障害を回復するためのものです。最初から後療法を主とした施術を行うことはそもそも間違っているのです。したがって最初から後療法という名のもとに行う整体やほぐしといわれる行為は慰安的行為と考えるのが妥当なのです。ニーズがあっても低額で行う場合は自らの利益を極限にまで減らして完全な実費で行わなければならないのが本来の姿なのです。ではどうすればよいのか?新しいニーズを生み出すか、見つけ出すしか方法なないと思います。または、業界をまたいであらゆる業界で柔道整復師の必要性を見つけ出すことが必要であると思います。いまの柔道整復師に求められるのは健康保険や介護保険を利用することではなく、新たな可能性を見つけ出すことだと私は考えています。


閲覧数:112回0件のコメント

最新記事

すべて表示