top of page

肥満のお話

更新日:2021年7月25日

私たちトレーナーにとって脂肪は最大の敵となってしまうことも多いです。「お客様の体脂肪が減らない」とか自分自身の体作りがうまくいかずに「体脂肪率が増えてしまいお客様に示しがつかない」…など。でもなぜか、どれだけ沢山食べても太らない人も見受けられます。基本的に脂肪は貯蔵エネルギー源なので簡単な計算で肥満を予防することができます。摂取するエネルギー量(食事量)と消費するエネルギー量(運動量)を引き算すればいいのです。

        【摂取エネルギー量−消費エネルギー量】

答えがマイナスになれば体重は減っていき体脂肪も減りますので肥満の予防やダイエットができます。しかし答えがプラスになれば体重が増えて体脂肪も増えます。

しかし…運動しても痩せない、食事を制限しても痩せないという方もおられます。そんな時、トレーナー「陰では食べている」「言っているほど運動していない」と疑ってしまうものです。

じつは肥満の原因を突き止めることは難しく、個人差が大きいというのが私の見解です。理由は太る(肥満になる)メカニズムにあります。肥満には脂肪細胞そのもの数が増える過形成肥満と脂肪細胞のサイズが大きくなる肥大性肥満があります。脂肪細胞の数は生後の数年間と思春期に増えやすいといわれています。また一度増えた脂肪細胞はその数を減らすことは難しいといわれています。したがって過形成肥満が起きやすい幼少時期や思春期の状態が重要ということと、脂肪細胞はホルモンや酵素(ホルモン感受性リパーセなど)の影響も強くうけていますので、体内のホルモン環境がどのような状態(生まれつきの体質や内分泌系疾患を含めて)になっているのか、更に精神的状態(抑うつ)と肥満には有意な因果関係があるという研究データもあります。最近では腸内細菌の状態も重要といわれています。

したがって肥満という現象は遺伝子的な体質や環境因子など様々な原因が複雑に作用して発生していると思われます。一つの原因だけを取り除いても簡単に解決しないと考えられるのです。基本的には食事法と運動法で減量や体脂肪を減らすことは可能ですが、上手くいく人といかない人またはそもそも暴食してもダイエットが必要ない人がいるのは個々によって様々な要因が複雑に絡み合っているためと思われます。また内分泌(甲状腺や副腎皮質など)の疾患(病気)で肥満となる場合もありますので注意してください(症候性肥満)。

お客様の個々の体質にあったダイエット法や自分自身にあったボディメイク方法をみつけて効率よく体作りができるかは、基本的な人体知識(運動生理学など)を熟知することが一番の近道だと思います。誰かが考えた根拠のよくわからない流行のダイエット法に惑わされないことですね。昔から個性的なダイエット法を発明して脚光を浴びているものが多数ありますが、長続きしているダイエット法はとてもすくないように思います。


ヘルスプロモーションサポートでは科学的な根拠をもってトレーニングしていきます。

安全で科学的におこないますので一人ひとりに合わせてトレーニングメニューを提供していきます。ぜひ、ヘルスプロモーションサポートで健康づくりを!!



最新記事

すべて表示

ちょっことパーソナル限定会員募集中

ヘルサポでは現在(ちょこっとパーソル)入会キャンペーン中! ご来店からお帰りまで30分のすき間時間にできるパーソルトレーニング 10分から15分程度のトレーニングでもHIITトレーニングやファンクショナルトレーニングを駆使して短時間でも効率的にシェイプアップが可能です! 筋トレよりも効果的な全身を使うHIITトレーニングやファンクショナルトレーニングなので全身を引き締めたい方やダイエット希望の方に

bottom of page