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こわいこわい栄養の偏り

こんにちは、ヘルサポの嶋田です。

今回も『Shimada Training Design』より一部抜粋してお話いたします。

今回は栄養の偏りについて、中世の大航海時代の例から栄養の偏りが起こす悲劇についてお話します。以下『Shimada Training Design』の本文そのままです。



≪15世紀~17世紀あたりの大航海時代(漫画のワンピースではありません。。。笑)ヨーロッパ諸国は大型船で世界中の海に航海へ出かけて貿易などを行い、繁栄を極めていました。しかし当時の航海では船に冷蔵庫などはまだありませんでしたから、何か月もかかる航海には主に豆類やビスケット、塩漬けの肉や魚など、なるべく腐りにくいものを船に積んで航海にでていたようです。当然の船乗りたちは保存食ばかり食べていて、栄養のバランスに偏りがあったようです。特に新鮮な果物などに多く含まれるビタミンCの摂取不足は深刻なものがあったようです

そして実際に当時の船乗りを一番悩ませた病気がビタミンC不足から発生する「壊血病」でした。壊血病により皮膚や粘膜、歯肉などから出血しやすくなり免疫力が低下して脱力、体重減少など様々な症状が現れ、また当時は壊血病の原因がわかっていなかったので有効な治療法はなく多くの船乗りが亡くなっていったようです(統計では死亡者が200万人ともいわれています)。また他のビタミン不足(ビタミンB₁など)などもかさなり精神にも影響を及ぼし苦しむことも多かったようです(ビタミン不足により神経伝達物質の合成が阻害さ精神に不調をきたすことがあります)。

ビタミンCの不足で200万人が死亡するなんて現在では少し考えづらいですが、事実のようです。船乗りだけで200万人ですので、いかに死亡率が高かった想像がつきます。1回の航海で船員160名のうち100名が壊血病で死亡したという記録もあるようです。

この壊血病の予防にいち早く気が付いたのがイギリス海軍であったようです。当時イギリス海軍が強かったのは壊血病の予防法をいち早く発見したからかもしれませんね。

ちなみにビタミンCは熱に弱く、調理や保存に向いていない食材といわれています。

当時の船乗りが壊血病になってしまうのも現在では納得できますね。


喫煙者の方へ

タバコを吸うと食事によるビタミンCの吸収力が低下し、更に体内のビタミンCがタバコに含まれるニコチンなどの処理のため大量に失われるようです。喫煙者の方は大航海時代の船乗りのようにならないようにご注意を。。。


大航海時代の話はトレーニングやダイエットと何の関係もないようにおもえますが、過度な食事制限によるダイエットや筋肥大のためにタンパク質ばかり摂取して、ビタミン不足になると体に重大な異変が起こる悪い例が、この大航海時代の壊血病が教えてくれていますね。トレーナーは歴史を学ぶとスキルアップのためのヒントを得られるかもしれませんね。≫


 最近『Shimada Training Design』が欲しいという多くの問い合わせをいただきました。ありがとうございます。

 無償での配布はそろそろ終了する予定です。どうしても欲しい方はお早めにお問合せください。






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