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流行りの鍼灸について思うこと

更新日:2022年3月11日

こんにちは、ヘルサポの嶋田です。

 今日は、近年流行っている鍼灸について私の私見を述べたいと思います。

 最初に断っておきますが、私自身は鍼灸の資格は持っていないのであくまで私自身の知識と経験、そして多くの鍼灸師の知り合いや教え子がいるので、それらの人たちから聞いたことをなどを総合的に判断して意見を述べさてもらいます。

 まず、最近流行っている美容鍼ですが、私自身はコストパフォーマンス部分でデメリットの方が大きいと考えています。その理由は美容鍼で期待できる効果はおそらく、血行促進と顔の筋肉を多少引締めたりする効果でその他の効果あまり期待できないと考えられるからです。また持続時間も長くて数時間程度なのではと思います。したがって美顔ローラーや自分で顔のマッサージをしても似たような効果が十分期待できます。なにも高額な美容鍼をしなくても十分なのではと考えています。

 また、顔の脂肪をなくしたいと考えた場合、鍼治療でなくなることは絶対にありません。これは絶対です。なぜなら脂肪を減らすためには手術などで物理的に脂肪を取り除くか、エネルギー消費を促して脂肪細胞を小さくするしか方法がないからです。鍼を刺すと代謝が上がって脂肪燃焼を促すという意見もございますが、科学的根拠に欠けており仮に本当に代謝が上がったとしても自分で筋肉を動かして運動した時の代謝量と比較するとおそらく自分で運動した時の代謝量の方が何倍も何十倍も代謝量が高いと思われます。あるいはEMS機器の方が鍼よりも筋肉への刺激量は断然高いと考えられます。

 

 次にWHO(世界保健機関)ではリウマチや関節炎、喘息、難聴など様々な疾患に鍼灸治療の効果が期待できるとしています。ただし、WHOで定めている疾患のほとんどが現在、医師による治療法が確立れており保険を使って低額での治療が可能となっているため、高額な代金を払って鍼灸治療を選択する場合はどのような結果になっても自己責任となります。 

 ちなみに日本では医師が認めた場合のみ、一部の慢性的な神経痛などに対して鍼灸治療の保険が適応となりますが、WHOで効果を期待しているほとんどの疾患に対しては保険の適応外になります。

 鍼灸治療は、お薬や病院などで思うような改善が認められなかった場合に試しに行ってみる分には問題ないと思いますが、最初から医師ではなく鍼灸治療に頼るのはリスクが高いのではと思います。


 鍼灸治療はとても歴史が古く、その起源は紀元前にさかのぼると言われています。昔から東洋人には慣れ親しんだ治療法であるため一定の効果は期待できると思います。しかし現在医療のステージが再生医療や細菌やウイルスといった目に見えないミクロの世界に進んでしまった現在社会において鍼灸治療の在り方も大きな変革期を迎えているのかもしれませんね。


 鍼灸師も柔道整復師も医療というステージから一度身を引いて、新たな価値観を作る必要があると私自身は感じています。



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